瀬戸市愛歩会9月例会「東海道・庄野宿と荒神山ウオーク」に参加の一歩たち 06年10月1日(日) 天気 雨 距離 12キロ
コース = JR関西線・加佐登駅スタート 〜 東海道・庄野宿 〜 女人堤防 〜 荒神山・観音寺 〜 鈴鹿フラワーパーク(昼食) 〜 加佐登神社 〜 加佐登駅ゴール

10/1(日)はドコにウオークに行こうかナ?って迷っていましたが「久々に古巣の瀬戸歩に行ってみよう!」って事になり、午後から雨という予報に反して朝からパラツク雨の中を名鉄バスでお出掛けです。

余談ですが昨日(9月末日)を以って我が団地と小牧駅を結んでいたピーチライナーという連結バスタイプの電車路線が赤字続きでとうとう廃止になりました。
皆さんは「不便になるでしょうネ〜」って思わるかもですが、コレが逆に各方面(名古屋市内に直通も)に多くのバス路線が開設されて、しかも今まで団地中央部の駅まで徒歩だったものがバスが団地の中をグルリと一周してくれるお陰で「反って便利さが増したな!」って感じがします。
でも何度も利用させて頂きウオークレポートの中にも登場してきた我が町のピーチライナーの運行に係わっていた実務の皆さま方には、厳しい経営状況の中を無事故で安全運転をして頂き感謝を申し上げます。

ほんでは話を戻します。。。朝、名古屋駅で乗り換えの時から「パパママお久し振り〜」って声が掛かりましたが、初めて行くJR関西線・加佐登駅はキップ代が安くなるとの事で一旦名古屋から四日市までのキップを買って再度、加佐登駅までの分を買うという技を使います。
これは近鉄電車との競合区間のみを特別格安にしていることが理由だそうですが、ウオークというものを知ってから電車のお得な乗り方というものにも詳しくなった我々です。
本日の一枚目はパパママのココを時々はご覧頂いているという皆さまとキップを買い直した四日市駅ホームでですが、下車した加佐登駅では本降りとなり駅舎を借りての出発式でした。


ちょっと歩き出すのを躊躇するような強い降り方になってきましたが久々の雨降りウオークも乙なものですし、10月の声を聞いたとは言いながら暖かい雨に濡れ心地もほど良い感じです。
本日のコースリーダーは天野さんでサブを地元近くということで桑名のITおじさんが務めますが、初めて来た加佐登の町はパパママが伊勢路を歩いた「日永の追分」から京都寄りで鈴鹿峠の手前とのことですが向うは「東海道・庄野宿」です。





庄野の白雨・・・安藤広重

歩きながら安カ川さんから、安藤広重の書いたここ庄野宿の絵は「白雨」という夕立のような雨の中の風景で、本日の「この雨はもってこいなんだよ」って教えてもらいましたが、加佐登駅から15分ほどで東海道・庄野宿の案内板が出てきて細い街道らしい道の左右には格子戸の家並みとなってきました。
久々に再会の瀬戸歩のミンナとママとの記念のパチリなどもですが、加藤翁ともご一緒ウオークが出来ている本日です。

庄野宿で最初に寄らせて頂いたのは油屋を開いていたという旧家・小林邸ですが、今は庄野宿資料館として一般開放もされており早速に見学をさせて頂いた我々です。
おウチの中は全て写真撮影禁止とのことで残念ながら画像はアリマセンが、土間の中に高札場の高札なども展示してあり興味を引いたのは浮き彫りで板に字を彫ってあるかのように見えたからです。
昔の「墨」というものはニカワと煤(すす)を練ったものだうで、それが高札の板に書かれた文字部分の表面皮膜となり字の書かれていないところが何百年もかかって風化したのに対し文字部分は元のままで見た目に浮き彫りのように見えるというのです。
正に歴史を感じずには居られないその一枚には「人には優しせよ、盗人のようなことはしてはイケナイ」など、道徳というものを達筆長文で書かれて有りました。
ところでココの小林さんチは油屋さんだったそうですがミナサン、人がサボって居ると「油を売ってる」って言うけどナゼだと思いますか〜
これは油を売っている人がお客さんのところで相手の油壺に「最後の一滴」までキチンと注ごうとして「ポタリ・ポタリ」の雫を我慢している様子がただじっと座っているだけのように見えてソレがあたかも遊んでいるように見えたからなんですヨ〜


この町の来週は提灯祭りとやらがあるそうで既に街道筋には写真に肝心の部分が写っていませんが提灯やぐらが何基も組まれ、祭礼のある川俣神社でもその用意で町の方々がたくさん居られました。
雨の中を傘をさしカッパを着た行列が押しかけて慌ててキャスターの付いた賽銭箱を拝殿中央に出して来たのには笑っちゃいましたが、境内にある「スダジイ」というブナ科の常緑樹が県指定の天然記念物だということです。
地元の人が「あれの樹齢は300年ほどだな」って言い、パンフレットには庄野宿が出来る以前から自生していたって言う年令不詳のスダジイが「スダ爺」とも聞こえ、広重が庄野に来て描いた往事にも若かりしスダ爺はここに立っていたのでしょうか。。。
その木の前で瀬戸歩のマドンナ石井さんや加藤翁や朝日さんも柴田さんともハイチーズですが、瀬戸に来ないと会えなかった人もいっぱいで「来て良かったネ〜」のウオークです。


東海道・庄野宿を抜けて「女人堤防」というところも案内をしてもらいましたが、鈴鹿川と安楽川が合流するこの地域は川の氾濫が頻繁で庄野側の家を守ろうとした女たちが家督に成り代って神戸藩の禁を破って堤を築いたという場所だそうです。
男がやれば家系が途絶えるとの思いからだったそうで、一旦は死刑だったものが家老の死を掛けた温情請願に藩主もそれを留めたということですが、浪花節か浪曲にでもなりそうなお話しをIT安岡おじさんが上手に説明をしてくれましたとさ。。。

その堤防には雨に濡れる彼岸花が咲き乱れ「まるで当時の熱い女性達の思いが花に化身したのでは」って思うようでしたが、雨の田んぼの中を歩が進みます。


彼岸花たちを眺めコスモスが揺れる田んぼ道を「広重の白雨の中の旅人のような気分だね」って歩いていたのですが、歩を進める右前方・・・100mほどの距離もあったでしょうか・・・
目の前に交差するように高い土手上の道路が有り我々はその下の田んぼ道をトンネルを抜けていこうとしていたのですがその土手の上で「バーーン!」ってすごい音がして黒い乗用車が浮くように反転を繰り返しガードレールに当たりながらその先でクラッシュしてしまったのです。
止まった車のボンネットからは白煙が上がり暫らくは黒い窓のせいもあり乗っていた人の様子も分からないほどでした。
我々のほとんどの人が何気ない視界の中で前方のそちらの方を見ていた為に、その全てを目にしていて全員が一瞬にして足を止めてしまいましたが、直線に近い道を対向車線のカードレールにぶつかり大破した単独事故に対向車も後続車も巻き添えにならなかった自分の動揺を落ち着かせる為なのか止まったまま誰の人影も見られない状態に、ウオーク仲間が110番に電話をして状況を通報したのですが・・・

     暫らくすると事故車から二人の男性が出てきて大事には至らなかった様でしたが
                            「アレが我々の歩いているトコロだったら・・・」って歩く足が竦みました・・・ 


すごい事故を目(ま)の当りにした直後は歩いている足の膝がガクガクしそうでしたが、乗っていた人たちが無事そうだったのでホッとしてその瞬間たちの話題でワイワイ・ドキドキと興奮しながら向うは荒神山(こうじんやま)で有ります。

名前だけは聞いたことがありましたが我々が境内に参りますとご住職がこのお寺の由来などをお話頂け、聞くところによると春日局の弟が目を患いこのお寺に参ったところたちどころに直ったことから、五体の仏像や今も現存の釣鐘を春日局が寄進したというのです。
その等身大の仏像たちはこのお寺が大火になった時も当時の住職が背負って持ち出し、戦時中の金物供出命令の中も「春日局寄進の、これは止し!」って軍から言われたほどの釣り鐘だそうです。
今から400年近く前の春日局の威光により栄えたこの高神山観音寺(正しくは高いという字を使います)は大勢の人の参拝もあり博打場が何百も出来て地元のヤクザ同士の縄張り争いとなり(荒神山の血煙り)そのケンカの応援に駆け付けた次郎長手勢や吉良の仁吉の死などが浪曲になったその有名な舞台でもあるそうです。


荒神山観音寺から1キロほどの「鈴鹿フラワーパーク」でしたがお昼をちょっと廻った時間に到着をして昼食休憩となりました。
生憎の雨に「管理棟の軒下を利用して昼食に」ってことになったのですが、職員の方の「中もどうぞご利用下さい」って声に遠慮無く利用させて頂き濡れた雨具を脱いでの一服となりました。
午前中は暖かい雨だったのですがお昼時間を挟む頃から雨の降り方も強くなり気温も下がってきた感じだったので「有り難い」思いで食事をして午後1時15分 さあぁ 雨の中をピチピチ・チャプチャプ・ランランと午後の出発だヨ〜ン♪〜


「鈴鹿フラワーパク」の昼食休憩を終え、その隣の日本武尊(にほんぶそんではなくヤマトタケルノミコトと読みます・・・知らなかったのはオレだけかぁ??)の墓地だという白鳥塚古墳を一周して加佐登神社へとやって参りました。
そこに居た日本武尊君と本日のウオークコースのアレコレを細かに解説をしてくれる桑名のITおじさんや久米さんや久々の武知さんとも記念のパチリをしましたが、立派な神社の社務所のところ行くと絵馬が・・・
学問の神様・菅原道真は直ぐに分かりましたが、アレレ「どうして日本武尊が女に殺されそうなの〜??」って中の方に聞くと、逆で「タケルが女装をして熊襲健(くまそたける)兄弟の新築祝いの宴席へ乱入して、油断のすきの二人をあいつぎ剣で刺殺したという古事が絵馬となっているのです」って説明でアリマした。
でも誰がどんな願いの時にこの絵馬を使うんだろう?!?って不思議に思い「ちょっとコワイ!」とも思ったのはパパだけでしょうか???





「きれいだね そぼ降る雨に 濡れし君 淡き白色 清々の色」

帰宅後に地図を眺めていましたが鈴鹿市から近い西部地域で鈴鹿峠ははるか先のようです。
雨に煙る野辺の道を歩いて思うことは「ウオーキングというものを始めなかったらきっと大人になってから濡れて歩くなんて事は無かったかも」って事です。
「傘が無くて已む無く」って言うのでもなく濡れているけれど、日中の一日を自分の意志で「野の花も草も石も土も全てが雨に光り輝く」自然の中で雨粒のようにピチピチ・ピョンピョンって弾んで歩けることに喜びを感じられる・・・雨もまた良し・・・心から本当にそう思える一日を過ごして朝スタートした加佐登駅へと12キロのウオークを終えて午後2時半前にゴールとなりました。
そして星野さんに誘われて名古屋でゴール後の食事会に参加をしたわたくし達ですが、美味しいお酒を楽しんでバスで帰宅したパパママでアリマした!
ではでは コレにて チョーン! 久々に行った古巣・瀬戸歩のレポートを終えますネ〜




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