21世紀の朝鮮通信使  ソウル−東京・友情ウオーク36日目をお見送り 07/5/6(日)


「清道旗(チョンドゥキ)を なびかせ進む 熱き輪の 優しさ強さと 過ごした七日」・・・その一日目(*^^*)

公式ホームページもご覧下さいネ

東海道・京都三条大橋から守山宿まで 07年4月29日(日曜) 天気 晴れ 距離 35キロ 

4/29(日)は朝四時に家をマイカーで出て今日のゴールに近い草津の宿に車を置かせて頂き、電車で草津から山科で乗り換え京阪三条へとやって参りました。
かなり早過ぎると思った7時10分頃に三条大橋への地下鉄駅を上がって行くと「ドコかで見た顔が!」って、全くの初対面でしたが金井レポートなどにも頻繁に出てこられた韓国の韓さんが大きな体と大きなカメラで三条大橋に立っておられたのです。
そしてそのカメラの先には東山ユースにお泊りだったという本隊の皆さまが、4月以降何度もネット上で目にしている宣会長を先頭に昇り旗をひらめかせて三条大橋のスタートポイントへと来られたのですが、見知った顔がいっぱいの朝なのです。

太田さんに真面目な阿部さんにオッパーさんにかめさんに遠藤さんに嶋さんにユキちゃんやえっちゃんと一人一人名前を書き上げていたらキリが無い通信使ご一行様ですが、中山道ウオークでも顔見知りとならせて頂いた皆さまと朝のご挨拶です。
ハリコは昨年の第7次中山道ウオーク・ユキちゃん隊の時以来なのにちっともそんな感じのしない朝の出逢いたちからです。


出発式は三条大橋の河原で行ないましたが、今回の友情ウオークの韓国側代表でもあり通信使の正史として歩き続けておられる宣さんのご挨拶なども有り、それを通訳されているのは在日二世だという康さんです。
ワタクシは北海道の片田舎に生まれ育った為か「差別」だとかいうものと全く無縁なところに居て、住井すえさんの書かれた「橋のない川」や五味川純平さんの「人間の条件」などの書物の中からしか知り得ていない戦前戦後の朝鮮の方々と日本人との関係でしたが、韓国語のご挨拶や通訳を聞きながら日韓の交流って何を語りどんなお話をしたらいいのか・・・って思っていたオレの朝です。





後で知った事ですが朝日新聞や韓国の東亜日報の取材も有った出発式です。

毎朝の恒例だそうですがデイリー参加者と本部隊員の相互紹介や「一言韓国語講座」というのも有って、宣会長が「オンジェ オショスムニカ」って発音の仕方や使い方を繰り返し教えて頂けましたが「何時来られましたか」と言う意味だそうです・・・さて「今朝、小牧の家を出て来ました」って何て言ったらイイのやら??
更には本日のコースリーダーを務められる大阪の清田のダンナ様からのコース説明も有り、ストレッチなども行い短い時間で和やかさも整い準備万端の三条大橋です。





さあぁ 清道旗も起ててイザ・スタートです!

正月明けには転んで肩の骨を折ったというオッパーさんも通信使旗を持ち元気だし、歩く神様とそのオッパーさんが言うかめさんも元気に旗を持ってスタートされます。

大阪から受け持たれているそうですがコースリーダーは大阪の清田さんが務められ遠藤さんが運営全体を仕切られて先頭を行きますが、ちょっとヒンヤリ感のある冷たくも気持ちの良い快晴の空気の中を、パパは始めてですが東海道でもあり中山道でもあるという山科方面へと進む我々です。

パパは仕事の関係から山科というところは詳しいのですがいつも電車で移動か車の場合も京都五条から国道1号線を使ってトンネル越えだったのですが、東山の北の谷を越えるのが東海道なのだそうです。
過っては荷車を楽に運ぶ為の軌道なども走っていたとの説明も有りましたが、三条から山科への道を初めて歩かせて頂きます。


歩いて知る道というものは不思議なものですが歩くスピードはその道々の色々なものを目に焼き付ける事が出来て「へえぇ〜あんなところから、こんな所に出てくるんだ」って驚きで、今朝電車で移動時に一旦降りたJR山科駅から地下鉄に乗り換え時に寄って朝食をした松屋というお店が直ぐそこに見えるでは有りませんか!この偶然にも「ワーオ」です。
開会式でお互いに簡単な自己紹介などもしましたが、歩きながら話しをさせて頂いたら民団という新聞でこの通信使ウオークを知ったという方もディリー参加で、途中の休憩では康さんが宣正史に韓国語でその方を紹介などもされていました。


東山を越えて山科に入り更に「超すに越せない逢坂の関」と詠われた狭い旧道を歩かせて頂きますが、参勤交代を終え江戸から帰る大名行列も「西国大名は京の都に立ち入るべからず」だったとの事で、この逢坂の関の追分から大阪方面に迂回をさせられたと言う場所も通り、初めて歩くワタクシには驚きと発見の風景ばかりです。

逢坂の関から「通信使ウオークの皆さまを待ち受けていました」って「大津まちなか元気回復委員会」という地元観光ボランティアの方々が道中の説明もして頂け、11時頃には大津市内にある本長寺へと案内をして頂けたのです。
往時の朝鮮通信使も昼食休憩をしたという由緒あるお寺だそうで我々も湯茶の接待を受けましたが、普段は一般の人に公開することも無くお寺の家宝だと言う、奥の奥の部屋に飾られた通信使たちが記念に置いていったという掛け軸を拝見させて頂くことが出来ました・・・歴史を訪ね歩く通信使ウオークでもあります。


そのお寺を見学させて頂いた後も大津駅近くに有る一年前に出来たばかりだという「渡来人歴史館」というところで見学もさせて頂き昼食休憩もさせて頂いた我々です。
日韓交流の起点となった朝鮮通信使ですが「近年の不幸な100年が両国関係を残念なものにした、でも草の根交流で両国の過去の歴史を振り返り学びもしてまた近くて親しい関係になりましょう」との館長さんのご挨拶でした。
そんな教育的意味も含めた展示資料館には朝鮮通信使関連のものもたくさんあり、笑っちゃいましたが東海道や中山道以外の道をジグザグに歩いた朝鮮街道とは日本の国がいかに大きいかと感じさせるための回り道たちだったというのです・・・ナンでも勉強ですナ〜。。。




朝鮮通信使が歩いた道中図

大津からは一旦琵琶湖岸に出て琵琶湖の水面を吹き抜ける爽やかな風に吹かれて歩きましたが、本日のリーダーの清田のダンナさまのご配慮によりステキなロケーションの場所を歩かせて頂いております。




ルンルン気分のみんなの様子が分かりますでしょうか!

なぎさロードという琵琶湖岸を歩き「瀬田の唐橋」へと戻り東海道を東進しますが、金井カメラマンこと金ちゃんとも初めて出会うことが出来ました。
朝出会った時にも「ミンナから聞いて、あなたたちのことは知っていましたよ」って仰られ嬉しく思いましたが、伊能つながりから大勢の方々と面識を持たせて頂けるようになったパパママです。


草津に入ると「宿場祭り」というイベントが有り町中が大混雑を中を草津駅近くを歩いていると追分というところにやって参りましたが、リーダーの清田のダンナ様の説明によるとココが東海道と中山道の分岐で朝鮮通信使の一向は中仙道へと向ったそうです。

中山道を進む我々ですが午後5時頃でした・・・「満身創痍」という言葉が有りますが「もうダメだ〜」って言いながら、実は本当にはそれほどでも無い事って山ほど有ります。
でも毎日30〜40キロを連日のように過ごした韓国の道を歩かれた皆さまの足のストレスたるや想像を超える状態で、ママが遊んでいるように一緒になってふざけていますが、信号待ちなども上手に使ってストレッチをしている本隊の方々です。
そして感心するのが本隊員のお一人の「春日井の宴会部長」で名の通った高蔵寺の森さんですが「長くても三年かな」と言う風雨や日照りに弱い平成の中山道の道標貼りを続けて居られる彼なのです。
中山道を歩く方々が知らず知らずの内に目にもして気が付き「この矢印を辿って行くと中山道を歩けるんだ!」って言わせるこの道標を張り続ける森さんの強い意志に感心をするパパなのです。


二人して両手を広げると届くほどの道幅の中山道を、昨年はこの友情ウオークに本部隊員としてソウルのスタート時から参加の札幌のユキちゃんが中山道ウオークの隊長として歩いた道でもあります。
その道に第8次以降の方々への道標でもある赤シールを貼り続ける森さんが居て、電信柱を倒そうとするこの方々(ウソウソ・寸暇を惜しんでのストレッチです)居られ朝鮮通信使の方々が泊まられたという東門院さんへと到着が五時を少し回った時でした。


「ほぼゴールでヤレヤレと言う」清田さんの案内で朝鮮通信使の正史以下三名が投宿したこともあるという守山の東門院さんで、本隊の説明を含めて庫裏の方に声をお掛けすると古い写真を出して来てくれましたが、往時の通信使の方々が投宿のお礼にと記念に残して行かれたという壺が寺の家宝だったといい、若いそのお坊さんがまだ赤ちゃんだったころにその壺と一緒に写っているという写真を持って来て見せてくれました。
でもその壺は残念ながら二十数年前の本堂の火災で焼失してしまい今は貴重な思い出の写真になっているとのことを、写真に写った彼の幼少よりもまだ小さい乳飲み子の赤ちゃんを抱く奥様と一緒に説明もしてくれた若住職なのでした。


東門院さんからJR守山駅は直ぐ近くでしたが朝8時過ぎに京都を出て午後5時半、35キロを歩いて本日の目的地に到着です。  朝鮮通信使友情ウオークの皆さまとご一緒をさせて頂き知らぬ事を知り普段の生活の中では見ることが出来ないようなものも見る機会を得られた一日でした。
ゴール後は本日の宿としていた草津に戻り心地良い疲れを草津温泉という銭湯で汗を流し、涼しい街を散策しながら夕食をしたパパママですが「明日も早い!」って言う間も無く爆睡の参加初日なのでした。




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