第13回 知多新四国88カ寺 お遍路ウオーク 1日目

         期間 = 2007年2月10日〜6月23日まで10回に分けて基本日程は「第二・第四土曜日」開催
         運営 = 愛知県ウオーキング協会  世話役幹事のみなさん 大代表は奥田さん

  番外札所から九カ寺を巡拝  07年5月12日(土曜)  天気 晴れ  歩行距離 19キロ
集合 名鉄内海線・知多奥田駅(AM8:30) − 番外 曹源寺 − 58番 来応寺 − 59番 玉泉寺 − 60番 安楽寺                            
− 61番 高讃寺 − 62番 洞雲寺 − 64番 宝全寺 − 63番 大善院 − 65番 相持寺 − 名鉄・常滑駅ゴール(PM3:00)

5/12(土)はタイトル通りのお遍路7日目を過ごして来たパパママで、
急いでレポートを始めなくちゃ実際のお遍路ウオークにレポートが追い抜かれてしまっちゃうヨ〜ン

アセアセ・・・既にお天気が晴れだとか雨だとか言うことに無関心にもなり進む今年7回目のお遍路も、抜ける様な青空の中で前回ゴールの名鉄内海線・奥田駅が集合場所です。
友情ウオークでリーダーを務めた垂井の伊藤さんも居て「あんたの顔が見たくて来ちゃうんだわ」って仰る河西さんがいて「今日は先導役なんだわ」って言いパパと同じ帽子を初めてかぶるヒゲおじさんとの記念のパチリからです。
そうそう 本日は加藤翁も居られ出発式では先日自費出版をしたという「八十歳からの歩き遍路」のご紹介やご挨拶も有りましたが、パパは既に読み切った加藤翁の本四国の日々です・・・これはまた紹介しますネ〜
さあぁ 8時40分ころに先導のヒゲおじさんとタローおじさんコンビの案内で奥田駅を出て、素敵だった黒壁の路地たちの写真は無く海岸に出てからの写真たちですが、ママがカメラを持ちパパは赤旗のアンカーを務める本日デス。


知多奥田駅を出て伊勢湾側を北上する我々が本日最初に目指すのはお遍路寺では無く、ナナ・ナント酒蔵での試飲が楽しみで快適過ぎる歩が進む先頭なのです。
オレの事を甘い声で「パパァ〜」って呼ぶ岩田さんも「一生懸命歩いているけど、今日は異常にスピードが早過ぎじゃナイ!」って赤旗アンカーのオレにぼやきますが、優しさだけでは人は育たない。。。

甘えてスピードを落とし駄々をこねる彼女の背を突付き「ホレホレ・頑張らんかい」って急かすワタクシですが「奥田さんは絶対にそんな事はしないわよ」って言葉にドキッとするオレです。
終始ニコニコと最後尾の人よりもちょっと下がった所を付かず離れず歩かれる奥田さんの域に達するには・・・まだまだオレも若輩じゃのう〜・・・って、お遍路3日目に入った南知多町をやっと抜け出し常滑市の看板となった9時20分ころです。


あくまでも青い空と広がる海を眺め堤防道路から一旦は海岸側へと防波堤を越えて歩きもしますが、伊勢湾に浮かぶ巨大船を眺めたり常滑沖の中部国際空港へと離着陸を繰り返す飛行機たちを眺めたりもして、潮の香をかぎ風に吹かれてのウオークはこの上無しの一歩一歩です。
普段の生活の中に海が近くにある方は別でしょうが、たまに見る生命の根源の海は、誰もの心をも癒しやすらぎを与えてくれる不思議な魅力のある風景なのです。


誰かが考えた訳でもナイでしょうが6キロ以上も無いお遍路寺の途中に、ナゼか具合いの良いことに「酒蔵」がある・・・これは寄らぬ手は無い・・・ほんじゃあ寄るべえか・・・って事で「ねのひ」と言うブランド名で全国的に知られもし、元SONY会長の盛田さんのご実家だということで有名な常滑の盛田酒造さんが運営の「味の館」へと朝っぱらから入っていく我々です。

以前は10時開館だったので「あまり早く到着しても」って事で途中でシッカリと休憩などもしていたのですが、数日前に下見の試飲をしたというヒゲおじさんのリサーチで9時開館と変わったことが分かり本日のご到着は9時40分なのでした・・・だからスピードが落ちなかったお遍路ウオークなのです。
早速に味の館(やかた)でリュックを下ろしくつろぐ我々ですが・・・「朝酒は効くネ〜」・・・って「しーん」とジックリと何杯も試飲をする我々です。


なんだかお遍路レポートとは思えない様相となって参りましたが、早く到着した分だけどっかりと腰を据えられて「呑めや・歌えや・やれ食えや・ああぁコリャコリャ」です。
岐阜の森さんは午後から用事が有って「早よ帰らなあかんもんで」って言い「でも一カ寺も参らんではナ〜」ってお猪口を持ち、本日先導のヒゲおじさんや佐藤さんもニコニコでここの名物のところてんをすすり、お笑いてんぷく(天白区)チームは両党使いで飲み食いなのデス。
でも誤解の無きように・・・程度というものも度というものもわきまえる大人の酒飲みで、あくまでも上品に試飲を楽しみお土産を買わせて頂いた我々で、若いお店のお嬢さまたちからも「へえぇ お遍路なんですか〜・また来て下さいネ〜」って腰を上げ見送られる我々ですが・・・ありゃりゃ30分は座っていましたかネ〜(笑)


味の館を出てタダでさえこの仲間と一緒に進むお遍路道中が楽しいのに、お腹の中がお酒でホカホカとなり気持ちも足も弾ませて進む目線の先はきれいな海が広がっています。
オレはこころの中で42日目を迎える朝鮮通信使友情ウオークのミンナも「海を眺めながら歩いている今ごろだろうか」って思っていましたが、後で知る駿河の海沿いを歩かれていた金ちゃんレポートなのでした。


お遍路の続きで有りますが、・・・ウヒャ〜・・・まだ一カ寺もお参りしていないんだよネ〜
今回の写真たちはママカメラマンによるものですが「午後から用事だけど一カ寺くらいはお参りせんと」って「遍路寺はまだかネ〜・・・只酒を呑んで、土産の四合瓶を買いに来ただけでは」って大笑いのアンカーを行くご機嫌なパパと森さんを撮らえてくれています。


進む海岸通りの先に一番札所と同じ名前の番外札所・曹源寺さんへと10時半でしたが、先達の木村の姐御の後ろで舌滑らかに浪々と真澄の空へと届かんばかりの般若心経を歌う弘法堂前の我々なのでした。

曹源寺さんから同じ道沿いをわずか200mほどを行くと58番・来応寺さんですが本日の納経帳のお世話係りは顔がキチンと写ってないけど早苗ママと神谷さんや久恵さんや岡崎の益子さんたちが担当をされていました。
昨年までと大きく変えて「ミンナでお手伝いを交代でやりましょう」って趣旨なのですが、納経帳を託す側も託される側も共にその作業によってお互いの功徳というものが自然に生まれていてナンとも温かい雰囲気です。
「人」という字は二人の人が寄り添った象形文字だと言いますが、一人だけでは感じられない共に過ごす「相手」の居る喜びというものを実感の来応寺境内です。


知多半島の西海岸を走る国道247号線沿いに並ぶ59番・玉泉寺さんも300mほど道沿いを行ったところでしたが、一気に3カ寺を済ませた11時ころに岐阜の森さんは近くのバス停から常滑駅へと四合瓶を抱えて帰られました。

そして我々は裏道のトウモロコシ畑の中を歩を進め60番・安楽寺さんへと参りました。
ここの境内には竜安寺の石庭のように白い小砂利が引きつめていて、波形模様が作られ幾つかの幾何学的な形の小山も作られいましたが、禅の世界で言う宇宙というものを表しているのでしょうか?
毎回来るたびに形が違うのでママからカメラを借りてそれを撮ってみましたが、お天気が良過ぎて白い砂たちが光り今回はお見せ出来ませんでした。


そうそう 書こうかどうかと思ったけど加藤翁が玉泉寺境内で「アリャリャ・線香ろうそく入れを前のお寺に忘れてきたようじゃ」って仰り、電話でお寺さまに確認をして頂くよう問合せをしたまま安楽寺に来たのですが再確認の電話を入れると「やっぱり無いです」ってお返事のようでした。
「誰かが持って行ったんだろうか」などと言う人も居て「そんなもんは取らんだろう」などといっ時の話題になっていましたが、何時もの常滑空港の見える公園から場所を代えて、今回は下見のヒゲおじさんの発案だという多賀神社で11時半に昼食休憩となった我々です。
ここの神社の横には農産物販売所も有り「いい場所だろう」ってヒゲおじさんでしたが、確かに木陰の少ない今までの場所よりはるかに良いけれど・・・この先の農協でお昼の缶ビールを買う予定だった目論みが狂ったオレだったのです。

さあぁ 12時20分にたっぷりの休憩もして進んだ先は61番・高讃寺さんへとやって参りました。

高讃寺さんというところは門柱の入口から真っ直ぐに進んでいくと左右が木立に覆われ、明るい所から入った我々の目が馴染まないせいもあるのか真っ黒な山門が「お前はここを通れるのか」って言うように壁のように建っているのです。
そして更に細長い境内を真っ直ぐに進むともう一つの仁王門が構えていて同様に「何しに来たのじゃ」って変な威圧感さえも感じる中をただただ頭を垂れて通らせて頂くオレですが、奥の奥にある本堂の前に行くとポッカリと明るい境内の陽だまりに弘法さまが居られニコニコと「よく来たね」って言ってくれるのです。
ひとつのお寺の境内を進む中に感じるその対照的とも言えるこの雰囲気はナンなのか・・・父親のようでもあり母親のようでもある厳しさと優しさは何百年も我々の生活を見てきた社寺の風格からくるものなのでしょうか。


高讃寺さんを出て1キロ半ほどで62番・洞雲寺さんへとやって参りました。
ここは本堂境内から階段を登った高くなった場所に弘法堂があるのですが、木村の姐御の先達に合わせて歌詞ガードに並ぶ漢字たちを目で追うオレもちょっとは目を離しても歌える箇所が増え、弘法堂の中を見てみると賽銭箱の上に見覚えのある帽子が置いてあるのです。

そしてナムナムを言いながら目を凝らすとおばあちゃんの影が・・・おおぅ!・・・気になる方は06年の7日目レポートを見て頂ければとも思いますが、堂守りのように毎日をここで過ごして居られるのでしょうか。。。「去年のお参りの時にもお会いしていたんですヨ〜」ってご挨拶をして記念のパチリもしましたが、お元気に過ごされていることが我が事のように嬉しいオレです。

堂守りのおばあちゃんに「来年もまたお会いしましょうネ〜」って手を振り合ってバイバイをして洞雲寺さんを出たのが1時半ころでしたが快適な歩が続き、常滑焼きのタイルで作られたトイレ公園で一服もして64番・宝全寺さんへと来たのが1時50分ころと順調な歩が進みます。

ここには「なんじゃもんじゃの木」が居るのですがこの四年間で咲いているのを見たのは一度だけデス・・・今年はもう咲き終わったのかまだなのか・・・俺たちのお参りの声を静かに聞いておられましたが、なぜか恒例のようになった門前の駄菓子屋でほとんどの人が抹茶アイスをペロペロで特に今日の様な暑い日にはもってこいなのでした。

宝全寺さんを出て日の高い午後2時、リュックを背負ったイイ年の団体がぞろぞろと抹茶アイスのソフトクリームを舐めながら歩く姿は異様に思えるかもですが、本人たちにそんな違和感は無く遠足気分で常滑の路地を行くお遍路道中です。
そして忘れもしないけどココだったことを忘れていたドでかいカイズカイブキの木が目印でも有り、お遍路道中で1・2を競うボロ寺の
63番・大善院さんへとアイスを食べ終わらぬうちにやって参りました。




初めて見た三年前はブルーシートも真新しく屋根の工事中なのかな?って思い、有名だと言う境内の大きなカイヅカに目がいき
気にもしていませんでしたが
翌年に変色しきって風にヒラヒラのシートを見て愕然としたオレなのです。
そして今年は・・・。


でも今年は嬉しかった大善院さんですが、納経帳のスタンプ押しをしていたのは仏門名を妙華(みょうか)というというココの娘なのです。
兄弟4人の一番上で長女だそうですが下に三人の弟たちを従え、自分は「保育関係の仕事をしたいわ」っていう女子大生で、長女の権限で「今は高校を卒業したという直ぐ下の長男を奈良の長谷寺に修行に出しています」って話しなのでした。
明るく素直で伸び伸びとした性格が会話の端々から感じられ、前髪がイビツなのは自分で切って「ちょっとアンバランスがイイでしょう・アハハハハ」って可愛いヤツでしたが、屋根の事を聞くと「お金を集めている最中で」って「早く修理をしたい本堂なのです」との事でした。
逢えて良かった!話せて良かった!このお遍路道中で一番好きになったかもの名前もステキな大善院さんです。





さあぁ キッチリと本日(5/12)最後のお遍路寺へとやって参りましたが、65番・相持院さんでしたが



長い階段の途中にある山門の門に天邪鬼が居る事を発見の今年です。




最後に加藤翁が登って来られます。
加藤翁が赤旗アンカーのオレよりも遅くに相持院さんの長い階段をヒイヒイ言って登って来たのはナゼか?



既に前述で彼が線香・ロウソク入れを紛失させた事をお伝えしていますが
加藤翁がココの手前の大善院さんを出て暫らくしてからリュックを忘れて居たことに気付き
一旦は隊列から離れて取りに戻られたのです。

アンカーのオレが「ご一緒か、場所が判れば一っ走りで取りに行きます」って言ったのですが
タローおじさんが「ワシが一緒に行って来るでアンカーはそのままで」って言われ、サイワイに無事に戻られた
相持院さん境内なのでした。




そして座り込むようにリュックの中を見られていた加藤翁が突然に両手を開いて「有ったー!」って叫んだのですが・・・
彼のリュックの奥の奥から
紛失したはずの線香・ロウソク入れが出て来たのです・・・めでたし・目出度し




加藤翁が80歳になってから足掛け三年6回に分けられて本四国お遍路の旅を本にして出されたことを
このレポートの最初にお伝えしましたが
彼の四国一人旅の珍道中を凝縮したような本日だったのです。



「八十歳からの歩き遍路」 加藤澄男(かとうすみお) 中日新聞出版開発局 2007年4月15日発刊

興味の有ります方は一報を竹樋パパまで・・・オレの販売手数料を取って分けますデス・・・ウソウソ


加藤翁の本の表紙の「コスモスと翁」の絵はお遍路道中でお知り合いになった方に描いて頂いたそうですが、四国での一期一会の偶然が心をつなぎ気持ちをつないで一冊の本となりました。
我々もこのように気持ちをひとつにして共に歩き、手を合わせナムナムもして7日目を無事に終え帰路となりましたが、リーダーのヒゲおじさんの歩行スピードの早さもあって午後3時前に常滑駅でした。

今年はナビ野儀さんと猪又御大の先導から交代で新しい方々がリーダーを受け持たれていますが、全体としてスピードが早くなっているとの指摘も有ります。
「今年で最後かも」って思いながらも必死になって頑張り歩く仲間が居る事を忘れずに「日が沈む前に、そして納経所が閉まらぬ内に帰れりゃイイワイな」って気持ちでの時間スピードを考えたいものです。
ではでは コレにてネ〜




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