パパママの函館ツーデーウオーク・五泊六日 北海道旅行

歴史とロマンの街「第11回・函館ツーデーウオーク」初日に参加の一歩たち 07年8月25日(土曜) 天気 晴れ 距離 20キロ
土方歳三ゆかりの地巡りコース=函館ふれあいいか広場スタート〜五稜郭公園〜啄木小公園〜立待岬〜元町地区〜赤レンガ倉庫〜会場ゴール・・・ウエルカムパーティ

8/25(土)20度を下回る涼しい空気の中で爆睡をしていたらカラカラと大きな笑い声に目が覚めましたが、既にえっちゃんは五時前にスタッフとして出発をされていて、我々も仲居頭のユキちゃんが用意の朝ご飯を頂いて、えっちゃんパパ(みつおさん)に函館ツーデーの会場まで送って頂いたのです。
前夜は世界三大夜景の一つといわれる函館山からの風景を眺めて函館全体の地形を目にしていましたが、突端に伸びる函館山の根元の細いところは直線距離で約800mだそうで埋め立てが進んむ前は600mほどだったと送って頂く車中でみつおさんが教えてくれます。
前夜の函館夜景、左手海側の真っ黒な海岸線にひときわ煌々と光る大きな船が見えると思いますが、そこが函館ツーデーウオークの会場で函館駅からも歩いて5分ほどです。
さあぁ ステキで愛情いっぱいのアーチをって思っていたら早速に旭川ののりちゃんを発見だし、初めてユキちゃんやえっちゃんと出会った三方五湖2Dの時にご一緒をさせて頂いた松田さんとも再会が出来ました。
更には会場を奥に行くと西川隊で1000キロを同道された札幌の菅さんが居られたり、えっちゃんも朝から手作りレセプションの準備にテンテコマイの中を一緒に写真をだったりと、続々と来場の方々の中に見知った顔も居られるニギヤカな朝です。


「山がこんなにクッキリと近くに見えるのも珍しいんだよ」って地元の方々が教えてくれますが、澄み切った青空の中をどんどんと前泊の参加者が会場入りで「おおぅ、パパママ〜」って全国を歩かれる山木さんから声が掛かったり、岐阜の可愛いきのっぴがお友だちと居られたり、パパママの愛知近隣へも何度も足を運ばれる北海道のウオーカーの方々もいっぱいです。

地元「函館巴太鼓」というチームの演奏で始まった函館ツーデーウオークの開会式ですが、来賓や函館歩け歩けの会の会長さんのご挨拶も有ったりを手話で伝える方も壇上だったり、鹿児島から参加の方の檄も有りをしていよいよスタートとなりました。
レセプションの用意などで忙しいえっちゃんもお見送りをして頂けましたが、ほっかむりにエプロンで説明ナシでは誰だか分かんないんでナイカイ!?




さあぁ 函館の街を歩くゾー♪〜

会場岸壁にメモリアルとして残る青函連絡船・摩周丸の汽笛を合図に動き出した我々ですが、30・20・10・5キロと順番に距離毎の分岐点で迷わぬようにと5分ほどの間隔を開けてのスタートで、ともえ大橋という長ーい橋を渡ります。

道東で生まれ育った道産子パパは懐かしい汽笛を耳にして、何度も利用をした函館駅と連絡線乗り場のことを思い出しますが、今はその連絡通路の無くなったところに大きな橋が掛かり、数年前に建て替えられたという函館駅も真新しくキレイです。
初めて歩く函館の街ですがえっちゃんやみつおさんの住むこの街はどんな街なのでしょうか?
キョロキョロと写真を撮っていたら20キロ組の最後尾になり、後には10キロ組も巴太鼓に送られて動きだしています。


要所要所にスタッフの方が居られ交通安全やコース案内をして頂きながら歩が進みますが、内地から来られた方は「街の風景をどのように捉えているのだろうか?」って不思議で、オレにとっては家や煙突のある屋根の形や、歩道と車道の大きな段差などや住宅地の配置などにも北海道独特のものが有り、釧路とも街が重なり懐かしさを覚える風景です。
その先には最近になって倍ほどの高さに建て替えられたという五稜郭タワーという函館の名所が見えてきましたが、その側にはママも知っていたグレーという歌手グループが利用して観光スポットの一つになっているというラッキーピエロという喫茶店?も有名だそうです。
コースは五稜郭公園へとやって参りましたが、学校の教科書で習った星型が記憶に有るけどデカ過ぎて堀越しのデコボコの形が全体風景を思い描けないほどす。
オレは「ハハーン・なるほどネ〜」って、五稜郭タワーというものが名古屋のテレビ塔のように一つの観光スポットになっていると思ったら、単に函館の街を眺めるためのものでは無く、この星型の五稜郭を上から眺める為に有るのだと大き過ぎる堀の外周を周りながらハタと気が付くワタクシなのです。
是非とも後で全体の形を見てみたいものです!って、一緒にえっちゃんチに泊らせて頂いている大館の佐藤さんや「既に宿を取っていたから」って、札幌の菅さんたちとのんびりの同歩が続いています。


五稜郭がいつ頃何の為にどのようにして出来たのか全然チンプンカンプンで「自分自身が知らないことを認識して、勉強しようと思える」ことに感謝をしながらのテクテクウオークですが、ユキちゃんは札幌で開催の「100キロウオークの足慣らしよ」って、朝からハイスピードで歩く事を宣言されてとっくに遥か前のようです。
西川隊で敦子さんたちと歩いた北海道一周のお話しを菅さんから聞きながら、地図を見ずとも街角に立つスタッフの皆さまのご案内で迷うことの無い函館の街を歩が進みます。


五稜郭公園を出て南方向に歩いていると自衛隊の駐屯地が有ったり「ここが日本の最北端のなのよ」って教えてくれる競輪場があったり、道の反対側には高い壁が続いていて「あそこに入っちゃダメよ」って函館刑務所だそうです。
30万都市の函館の色々を眺め歩いているとスタート会場と反対側の海岸に出て参りましたが、一転の風景は海風景となり啄木小公園というところのチェックポイント休憩では、愛知近隣でお知り合いになった札幌の大島さんと再会です。


パパは愛知半田の新美南吉同様に数々の心に残る文章を残し若くして逝き、オレの故郷の釧路の地名を入れた一句なども子供ごころに胸に沁みた石川啄木という人が好きです。
岩手県で生まれ育った啄木は南吉同様に地元で代用教員をしていたそうですが、21才の時に函館に移り教員として職を得てわずか四ヶ月、市内を襲った大火により家も職も失い、更に札幌へそして釧路へと生活の場を移した慌ただしい北の大地の2年間だったそうです。
そのわずかな北海道生活の中で「おれは死ぬときは、函館で死ぬ」と言ったそうですが、彼が愛した函館の風景を目にして理解出来る気がする本当にすてきな大森海岸です。

                  「潮かをる 北の浜辺の 砂山の かの浜薔薇よ 今年も咲けるや」  啄木

啄木小公園にも植わっていて赤い実も付いていた8月の終わりですが、浜薔薇(はまばら)と書いてハマナスと読むようにバラ科の植物で、ママはそのハマナスの実の写真を撮ろうと何気なく手を伸ばし「イタイ!」って慌てて手を引いていた一服でした。
スタッフの皆さまが接待で配っていたバナナを丸ごと一本頂き、美味しいお茶や水も飲んで大森浜を眺めつつ歩が進みます。
         
                  「白々と 氷輝き 千鳥泣く 釧路の海の 冬の月かな」  啄木

これは釧路で残した啄木の一句ですが、子供ながらに句碑の横で荒波の太平洋を眺めていた記憶が有ります。


啄木一族の眠る墓碑などの前も通って大森海岸に出た時からずーっと先に見えていた函館の街の突端「立待岬」へとやって参りましたが、自身の踏みしめる一歩一歩の全てが初めての函館です。
晴れ渡った青い海の向こうには本州だという大間崎がぼんやりと近くに見えますが「立待岬」という名前を誰が付けたのか、なんとステキな名前でしょうか?

         地続きならば這ってでも
         自分でナンとか行けようが
         板底地獄の荒海に 出たあなた待つ浜女
         降り敷く雪のその先に
         あなたの影を追い求め 立待岬にひとり立つ  竹樋パパ

「たちまち」という言葉だけだと「直ぐに」って意味となり情感のカケラもないのに「岬」という言葉が足されて、いろいろな情景が思われます。
希望に胸を焦がし愛するあなたを待つ女や、既に帰らぬ事の分かっている人を追い求めて岬の果てに目をやる女・・・立待岬に男は似合わないけど、いっぱいのバイクに乗った本州からのライダーや、観光で訪れる家族連れなどで賑わう立待岬です。





お茶や飴などの接待もあった立待岬ですが「これだけクッキリ見えるのは珍しいんですヨ」って本州側が薄っすらと・・・

立待岬で休憩の時に朝ユキちゃんが持たせてくれたミニトマトを出してみんなで食べましたが、単に水を飲むというのではなく果物から出る水分は格別に喉を潤し元気が出てきます。
その時に札幌から来たと言うペアルックの田中さんご夫妻にも食べて頂き親しくなりましたが、ユキちゃんのことをご存知だそうでこれまたユキちゃんが持たせてくれたおやつのワッフルも「はい・どうぞ」って歩が軽いんです。
ポイントのスタッフの案内に従って木陰を通る風が心地良い山道を進みますが、何気なく周りの木々を眺めているとアチコチに白い札が付いていて植物の名前が書いてあり「函館歩け歩けの会」とありました。
パパママもそんなに多くない経験のウオーク大会ですが、このような配慮をしてウオーカーを楽しませるなんて初めての経験で思わずカメラを向けましたが、その犯人(失礼・ご本人でした)が白い札を持ってニコニコと道案内を兼ねてすれ違って行かれます。
愛情いっぱいの楽しいウオークにルンルンのテクテクです。





「せっかくのウオークだからのんびり歩きましょ」って言う菅さんに
佐藤さんが「ちょっと寄ってく?」って、コース沿いの函館八幡宮という
すごい階段のところを登ることにしました。




境内に建つ立派な社殿を眺めこの神社を支える「地元の力」というものを感じますが
特に歴史の新しい北海道では、との町のお寺も神社も全てが若く
地域の人々の活力の象徴のようにも思えます。


気が付くと函館山の中腹を函館市内を眺めながら歩いているようですが、昨夜「こんなに綺麗な夜景は私も久々だぁー」って案内のえっちゃんが言ってた展望台へのロープウエイが上を行き、函館ハリストス正教会や元町協会、そしてどうだ参ったかほどドデカイ屋根の本願寺函館別院など、全国の皆々さま「神も仏もあるものか・・・」って思われた方は、是非一度函館に来られると神さまも仏さまもちゃんと本当に並んでおられますヨ。。。

歩き始めて4時間以上ですが、途中でバナナを頂いたりユキちゃんのオヤツを食べたりでそんなにお腹が空いたという感じもナイままに、いっぱいの観光スポットの中に居ると「何度か入ったわ」とご一緒歩きの菅さんたちがいうカキ氷屋さんに寄りましたが、後から川野さんたちも来られ一緒に涼んだりです。
そしてお店を出ると前後して歩いていたソフトクリーム休憩ののりちゃんとも合流です。




先にゴールをしたというユキちゃんから電話が有りましたが、高台の函館公会堂という
華美でレトロな建物の横を通っていたら
坂の下に摩周丸が見えていて「そこからなら30分くらいだよ」ってスタート会場までそう遠くないようです。


高台の元町地区を出て函館湾の近くへと降りてきてレンガ倉庫群を通りますが、何処を見ても楽しそうでついつい足を向けたくなるのをグッと我慢をして目指すゴールです。
でもパチパチと調子に乗ってシャッターを押し過ぎたためゴールを目前にして肝心のフィニッシュ写真が撮れなくなることに気付かない完歩手前なのでした。


ユキちゃんの待つゴールに到着したのが午後1時半ころでしたが「ゴール後のコレが美味しいんだよネ」って、缶ビールで乾杯をしてリュックのオニギリを出して食べていたら函館の松田さんからイカやホタテの焼いたのを差し入れして頂け、美味い美味いってお腹いっぱいにしていたゴール後です。

そしてレセプションというものに初めて参加ですが、ほっかむりにエプロンのえっちゃんたち函館歩け歩けの会の女性軍が早朝から頑張られたいっぱいの料理たちが並ぶ会場入りが3時過ぎで「お腹いっぱいでしまったネ」って思ったのは後の祭りなのでした。
えっちゃんの司会進行で進むレセプションの折角の料理に頑張って箸を伸ばす我々ですが、追加でホカホカのジャガバタが出て来たり揚げたてのチキンが出て来たりと食べきれないほどだし、女性役員の皆さんのフラダンスで盛り上がり、更にお楽しみ抽選会では受付でもらった番号札を握って血走る目の参加者たちでしたが和やかさと温かさの詰まったパーティなのでした。





港の奥の函館山をバックに・・・まるで本当にハワイにいるかのようで、盛り上がるウエルカムパーティ〜♪です。

レセプションを終えてユキちゃんの案内で八地頭温泉(やちがしら)というところへ行きましたが、苦しいお腹を休ませようと入った茶色い色の温泉が熱いのなんので、夕暮れの風に涼みながら市電で戻ったえっちゃんチです。
えっちゃんチの夜も「もう食べれん」って言いながら、みつおさんが吟味して選んだという大きな毛蟹が出て来て写真を撮るのも忘れましたが、キレイに平らげる女性軍の食べっぷりを肴にみつおさんとグラスを傾けつつ夜が更けていく二泊目でなのでした。




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