「六万石の城下町で三河の小京都と言われる西尾探訪ウオーク」に参加の一歩たち 08年10月5日 天気 曇り一時雨 距離 16キロ
コース = 名鉄西尾線・西尾駅スタート 〜 八ツ面山 〜 岩瀬文庫・鶴城公園(昼食) 〜 西尾城下散策 〜 西尾城公園 〜 旧近衛邸(お抹茶)ゴール

10/5(日)は定例となっている碧海幡豆ウ協のウオーク例会日で、前日土曜に「来年から入園予定の保育園の運動会に萌生も出るのよ〜」って娘からの連絡でカメラを持ってイソイソと出掛けたら、そのまま「こまきのジイジのおウチにいきたーい」って、我が家でお泊りとなった娘と孫たちです。
な・もんだから「ウオークをどうしようか」と悩みつつも、早朝から起きてもらいお出掛け前に自宅に送り届けて、可愛いマゴたちとの別れを惜しみつつも電車に飛び乗る慌ただしいジジババの朝でした。
そして乗り継いで
名鉄西尾線・西尾駅に到着が8時半ころでしたが、駅前で待っていて頂いた「西尾城主・酒の神」の大竹さんと、新安城からご一緒となっていた敦子さんとの記念の一枚からレポートのスタートです。
大竹さんの説明では「バラは西尾市の市花だわな」って駅前をキレイに飾るように咲いていましたし、何気に駅前に停まったバスを見てビックリだったけど「五万石の岡崎様」より更に一万石も多い禄高の城下町だとそのバスが教えてくれる
西尾は「六万石」の城下町だそうです。

碧海幡豆ウ協では「郷土再発見ウオーク」というものをテーマに地元である西三河地域を中心にあちこちの探訪ウオークを行なっていますが、それが更に進化して「そこに住む会員の方々がコースリーダーとなって、全ての企画運営をしてもらおう」という最近なのです。
そこで本日のリーダーの面々ですが、最初にご紹介の「西尾城主・酒の神」の
大竹さんはもちろんだし「湖西から嫁いで来て以来、西尾の住人よ」って言う小瀧さんは西尾名物のお抹茶カラーのお洋服でミンナをお出迎えだったのです。
更には「隣町から大竹さんを応援だわ」っていう赤い服で一色の
岩瀬さんですが、この三人が出発前に打ち合わせで西尾の街を今からですが、出発式やらストレッチもしてさあぁ・西尾はどんな町なのでしょうか?!

歩かせて頂く西尾の街ですが、駅前通りを真っ直ぐ進むと市役所が有り抹茶の緑色の昇り旗には「西尾の家風 おもてなし」と有りましたが、二年程前には1万を越える人々が集結をしてこの道路を閉鎖して緋毛氈をひいて「大々お茶会」を催したそうです。
「タレントの加藤茶さんも来たのよ〜」って敦子さんでしたが、敦子さんたちも参加のその「大々お茶会」はギネスにも載ったほどの一大イベントだったそうです。
路端には子供たちの一句も並んでいましたが「ふるさとに かえればお茶の においだな」って年寄りのような句だけど、小学生の子さえも日常の中にお茶の香りが感じられる西尾の町なのでしょうネ。


旗を持つ岩瀬さんと小瀧さんが先導で最初は「矢作古川」の流れの横にある八ツ面山(オレは「やっつらやま」って思ったら「やつおもてやま」だそうです)へと歩を進めましたが、高さ70mほどの山全体が公園になっていて山腹には由緒のあるという「久麻久神社」へです。
室町時代の建造物だと言う檜皮田葺きの屋根が趣きがありますが、重文指定の奥殿を眺めると「いろいろ有ったがのう」って静かに歴史を語ってくれるこの建屋です。


八ツ面山の久麻久神社を出て山腹を一周出来る遊歩道を周りましたが、緑陰のトンネルのような一周で、地元の方なのか大勢の方々がハイペースでウオークを楽しんでおられ、お互いにご挨拶を交わしながらの交差です。
岡崎の橋本姫やハルウララさんもご一緒ウオークの本日ですが、軽い歩が続く八ツ面山公園で、アンカーはいつもの様に水野パパが務め大竹さんもご一緒です。

その大竹さんの説明によるとこの山からは「雲母」が採れていっぱいの竪穴が掘られていて「むかしはよく子どもが落ちて大捜索だったんだわな」ってこの山だそうです。
八ツ面山を降りて歩く細い道でしたが、大竹さんが「ここは昔汽車が走っとたんだわね」って、言われてみると何となく前も後も延々続く土手上の軌道のような道を歩いていました。
その昔(何年くらい前なのか??)軽便鉄道と言って岡崎と西尾を結ぶ電車が走っていたそうで、その名残りがこの道だというのですが、考えると名鉄三河線の碧南から西尾の間が廃線になったのもまだ記憶に新しく、鉄道というものが消える中で風景はもちろんだけど地域の人々の生活も大きく変化しているのだと思います。


何時も思うけど「一人じゃこんなに歩けない」って思う距離もミンナでワイワイ・ガヤガヤと過ごしていると、時間感覚はもちろんだけど距離感も消えてしまいそうな中を歩が進みます。
地元の大竹さんが色々と語ってくれますが、今は茶畑を覆う日焼け防止の黒いネットだけど「昔はよしずを使っとって風情が有ったわ、黒はいかんなぁ」だし「中学生ころのアルバイトで行った茶摘み作業は、小遣いが貰えて、しかも休憩時のおやつがいっぱいで嬉しかったなぁ」って、大竹さんご自身が昔に返っておられるように語ってくれます。
その先にはカメがいっぱいの池が有って「カメには盲腸が二つ有るのを知っとるかね」って聞く大竹さんに、こっちが??でいると「もぅちょ・もぅちょ♪カメよ・かめさんヨ〜♪〜」と突然に歌いだし大笑いでしたが、早速に前に走ってミンナにも同様のナゾナゾを披露のオレでありました。
そんな中を天気予報では午後から崩れるという事だったようですが、昼食休憩場所の「岩瀬文庫」がある鶴城公園に向う途中で大粒の雨が落ちて来て用意のカッパや傘の花が咲き始めた11時過ぎでした。


当初の予定は図書館や岩瀬文庫の建つ鶴城公園の広場を昼食場所にしよう!だったようですが、降った雨で芝生が濡れていて、下見歩きをされたコースリーダーたちが前以ってお願いをして頂いたお陰なのか、鶴城図書館の中のお部屋を貸して頂けてミンナで図書館の中のお部屋で昼食休憩となった11時半ころです。
いつもの様に西川ご夫妻や水野ご夫妻や長坂さんや岡本さんたちでしたが、輪になって囲む前に並ぶ昼食の料理たちで、きれいなピンクの寒天かと思ったらマグロのお刺身や秋刀魚の酢漬けが出てくる水野ご夫妻ですし、敦子さんからは何時もの「ままかり」とは一味違いこれまた絶品の鯵のにぎり鮨なども出てきて「さあぁ・遠慮なくネ〜」ってお言葉に美味しいやらお腹が苦しいやら、あっと言う間の1時間ほどを室内ででした。


地元西尾の方々に案内やら説明やらをして頂きながら午後のスタートとなった12時半ころですが、休憩させて頂いた図書館の横に建つレンガ作りが岩瀬弥助という西尾の大実業家が「地元の若者の知のみなもととして本というものを集めよう」って、学術書は元より雑紙のようなものまで8万を越える書物を買い集め私設図書館を開設したのだそうです。
それから数えてちょうど今年が100年目とのことですが「今でも東京などからえらい学者が文献を求めてここ岩瀬文庫にくるのだよ」って、ちょっと自慢げなリーダーたちが西尾城下をご案内です。





碧海幡豆ウ協の公認カメラマン・後藤さんのシャッターポーズと本日ご参加の皆さまです。

「三河の小京都」と呼ばれる六万石の西尾ですが、毎年8月14日には京都の大文字同様に万燈山にマキを並べて霊を弔る行事が900年も続いていたり、お城の堀川を渡る橋の名前も京都のように二條橋から五條橋へと続いていたりでした。
オレが小瀧さんに「えっ、一條は?」って聞くと「一番上に既に神下橋ってのが有ったのでここを二條にしたのよ」と、まるで自分が名前を付けたかのような見事な説明にただただ感心です。
そのような事で京都市からも『小京都』の呼び名をウチは公認されているのよ・エッヘン」(かなりオレの脚色有り)って、西尾城下をご案内のリーダー達ですが、屋根の上のネコ君まで「ここはいい町でニャァ〜」って言っているようここち良さそうな午後てしたデス。


朝配って頂いた地図を片手に説明も聞きながらでしたが「呉服通り」には京都南座を模したような大黒屋さんや、敦子さんが「わたしはこれが好きなのよ〜」って、骨董屋さんの店前を飾る陶磁器を眺めて止まる足だったり「さかな町商店街」などと街のアチコチをクネクネなのでした。
でもどこも愛情溢れる空気がいっぱいで「あれも見せたい・ここも見てもらいたい」って、今朝の市役所前の昇り旗に「西尾の家風・おもてなし」の気概が十分に伝わってくる街並みを歩かせて頂きます。


「昔はお互いに刀がぶつからぬ様配慮して歩いたもんだわ」って大竹さんに、そんな昔から生きていた訳も無いのに妙に納得で「へえぇ〜」て説明を聞く我々ですが、町のあちこちで「にわか弁士」のように歴史を語り、その時代を語ってくれる大竹さんたちに暫し耳がダンボになります。

追羽門跡や天王門跡や丁田門跡など町に点在する門跡を見て歩き往時の西尾城の大きさを想像して感心をしていましたが、大手門跡を経て本丸のある西尾公園へとやってきました。
そこには黒光りの機関車が飾られていましたが、話題は碧海幡豆ウ協で中心的な活動をしていて二年前に急逝した鈴木さんのことで彼も西尾在住でJRに勤めて居られました。
水野パパが教えてくれましたが、全国各地の公園などに置かれている機関車などが今もピカピカなのは、国鉄やJRのOBの方々が各地でOB会を構成していて、そのミンナがボランティアで維持の為に機関車を磨いているのだそうです。
そして今日も居られた方に鈴木さんのことをお聞きすると「おおぅ・よく知っとるわ」って、鈴木さんのことや機関車の説明も丁寧にして頂いた西尾公園内です。


一旦は公園内の歴史資料館で二班に別れた我々ですが、今から行く京都から移築の旧近衛邸でのお抹茶の接待でありました。
今日のリーダーたちによると本日のメインイベントで「是非ともミンナに西尾の美味しい抹茶を味わって欲しかったのよ」ってオクターブを上げての説明でしたが、お抹茶代は全て碧海幡豆ウ協のご負担でドーンと太っ腹で「さあぁ・どうぞ召し上がれ」だけど、お抹茶のお菓子だけは「ご自分で100円ネ〜」でした。
でもこんなステキな場所で本格的なお抹茶を頂けるなんて、なんてステキなウオークの本日でしょうか!!


この抹茶のお供のお菓子たちは西尾市内の和菓子屋さん16軒が交代で提供しているそうですが、ナンと大竹さんのお兄さんのお店もその一軒となっていて「下見の時はオレのアニキのだったんだわ」って大竹さんです。
本日は秋らしい栗羊羹でしたが、甘い羊羹を味わい濃厚なお抹茶を頂き、更には「特別に前以って頼んでおいたの」って高級な味のする煎茶も頂いてくつろぐ我々です。
濡れ縁に座り見上げる
西尾城ですが、陽が落ちて月でも出ていたらきっと最高のようなロケーションの中でしばし休憩後に流れ解散となった本日です。

午後2時半ころに16キロほどの郷土再発見シリーズ・西尾版をフィニッシュの我々でしたが、駅に向かう途中で「靴の杉浦」というお店が有り「あれが西尾のウオーキングステーションだよ」って教えてくれた大竹さんでした。
「最初はIVVも判らんかったもんでオレが教えてやったよ」ってお話でしたが、愛知県内にもたくさんのウオーキングステーションが出来ている今です。




そしてまたまた喫茶店に移動でミンナでお茶を飲みながら今日のことを語り合いですが
参加の皆さまからのお褒めの言葉を噛みしめて味わうコーヒーの美味しさに満足をして帰路となった西尾城下です。
岩瀬さん・大竹さん・小瀧さ〜ん 本当にお世話頂き有難うございました。 ではでは これにてネ〜



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