「第18回 越前・日本海ハイ!ウオークツー」初日に参加の一歩たち 09年9月12日(土曜) 天気 雨のち曇り 距離 25キロコース
コース = 福井県・三国サンセットビーチ ・・・ バス移動 ・・・ 吉崎御坊スタート 〜 北潟湖 〜 越前海岸(昼食)〜 丸岡砲台跡 〜 越前松島 〜 東尋坊 〜 会場ゴール

自分たちでも不思議なぐらいにどんどんと行動範囲が広がっている昨今の我が家で有りますが、先週は秋晴れが続くという天気予報に「週末は京都丹後の天橋立にしようか、それともココにしようか?!」ってルンルンに思っていたけど、突然のように現れた天気予報の傘マークや降水確率90%にギョギョッとした週末金曜日です。
でも「3週間ほども降らぬ雨は田畑や大地にとっても恵みの雨なんだから、我々も雨を楽しもう!」って出掛けた福井県・東尋坊の近くとなる
三国サンセットビーチへと3時間ほどのドライブです。
時折り強く降る久々の雨でしたが、会場に到着した頃はサイワイに小降りとなった中を受付へと行くとワーオ!のまさか〜!でしたが仙台の和田さんから声が掛かりびっくりで、安城の竹下ご夫妻が居られたり、かっぱの堀さんに紹介してもらった恵那の伊藤ご夫妻など見知った顔も来られている会場です。


出掛ける前に日歩のHPなどを見てウオーク大会をウオッチしながらも「あまり聞かない大会名だね」って言ってたら大変失礼で、既に18回の回数を重ねているという歴史のある大会だそうで、開会式が始まる頃にはこれまた意外と言っては失礼なほど大勢の参加者であふれる三国港横の会場で、テントの10mほど先はザブンザブンと波打つ日本海が広がるロケーションです。
初日は25・12・5kmの3コースで25キロコースのみは一旦はバスで歩き出すスタート場所まで送って頂き、そこからここへと戻るコースだそうで、バス3台を満員にして先ずは
吉崎御坊へと移動して歩き出します。

行く先々の何処もが「へえぇ〜、初めてぇ〜」って感心やら感嘆ですが、吉崎別院は蓮如上人が浄土真宗北陸布教の拠点にしたところだといい、その布教に通った道だという北潟湖沿いの旧吉崎道というところを歩かせてもらいます。
途中の細呂木地区には歴史の香りがいっぱいに苔生す切通しなども通りましたが、スタート前は止んでいた雨もバスで移動中にまた降り出してカメラをリュックに入れたワタクシで、少ない写真たちです。
そんな中を若いお嬢さんたちでしたが、毎年このウオークのみに参加をしているのだそうで「いつもクタクタでゴールをするんだけど止められないの」ってお天気だと本当に素晴らしいロケーションだと言うこれからだそうです。


北潟湖を抜けて波松地区という日本海沿いの集落へと出るコースですが、和田さんに教えて頂くには「これが越前瓦だね」って、独特な紫に近いようなグレーの瓦屋根が狭い猟師町に軒を並べ、真冬は荒波の冷たいしぶきと砂交じりの強風が吹き止まぬのであろうことが想像出来る玄関囲いや防風のための高いブロック塀も独特で、写真を撮るのも忘れてしまうほどシゲシゲのオレです。
4キロほども延々と続く砂浜沿いの堤防道路を歩きながら、冬の日本海というものや、その漁港での冬場の生活を想像しながらですが、知らぬ間に雨も上がってたけど今度は風が出てきて「真冬はこんなもんじゃ無いんだろうネ〜」って、でもさえぎるものの何も無い日本海からの強風も体感させてもらえている越前日本海です。




本日は和田さんとずーっとご一緒ウオークですが
西川ご夫妻との北海道一周や伊能有志の韓国一周ウオークの思い出や
「ウオークを始めたのは伊能ウオークがきっかけでしたね」っていっぱいのアレコレで話題には事を欠きません。

お天気が災いして景観の良い眺めが写真で上手に撮れてないのが残念ですが、遠くに広がる日本海を眺めたり歩く足元の海岸風景を眺めたりのウオークを続けて早や4時間、途中ではコンビニが無いということで当日参加者へも朝の会場でお弁当の斡旋があり、ママの腹時計がお昼となった浜地海水浴場のチェックポイントで用意して頂いていたそのお弁当も食べて歩が進みますが、感心なのはスタート前に「飲み物をご自由に」ってペットボトルを一本持たせてくれ、更に行く先々の給茶休憩場所でも「ハイ!ペットボトルをお持ち下さい」って、ママと二人してもらうものだから手付かずの飲み物がリュックの中で重いほどです。
丸岡藩砲台跡越前松島という入り組んだ岩場に黒松が林立する風景の場所も通って、橋で渡れるという雄島を過ぎると目の前には東尋坊タワーも見えてきた午後2時ころです。

東尋坊を中心にして海岸遊歩道が整備されていて荒磯遊歩道と名前が付いていましたが、文学碑ロードでもあるかのようで三好達治や水上勉や則武三雄など、福井出身だったりここ越前を題材にした作家たちの序文碑が建っていたり、命の大切さを訴える看板なども所々に立つこの道です。
世界規模での金融バブルのがはじけ飛んだ昨年夏でしたが、日本でも底を打ったとは言いながら毎月失業率は増える一方だし、大規模倒産も件数を増やしている現在の日本経済です。
そんな中で死を以って人生の清算をしようとする人たちの足が向くこの地だとのことですが、日本海の鉛色の海と空の間を吹き抜けてくる冷たい風が身も心も凍らせて、残された人の癒えぬこころの傷も判らずに自ら命を絶つのか、その心情を思いつつ立ち止まっては目を留める救済のことばたちもいっぱいの荒磯遊歩道です。
碑文の一つを皆さまにも紹介です。

         「三国」
                 しらなみはよせてかえるぞ二十四時
                 悔恨のくらいおもいに似て
                 反きしひとのごとくひろがえる
                 ああ三国 あかい海鳥のわが胸にいて かなしげに喚ばわりしが
                 さってかえらず
                 思えばわれから不倖をもとめるに似ていた
                 さればわが不幸の数々は
                 このなみのはたてにあずけて
                 ながく潮騒にかえしてやろう
                 さってかえらず さってかえらず さってかえらず         則武三雄 (原文転記です)





スタート会場の三国サンセットビーチへと25キロを歩いて帰った来たのが午後2時半でしたが
幸いにして「終日を雨の中かな」って思っていたけどポンチョも風に乾いた午後からで休憩も含めて5時間ほどのウオーキングでアリマした。

青空が似合うであろうステキな海岸ウオークも残念ながら灰色の雲の下の一日でしたが
お陰で冬の日本海が想像も出来たりだし、和田さんとのご一緒ウオークでいっぱいのお話も出来た本日です。

和田さんのゼッケンにはいつも歩くその地方名などを取り入れたお洒落なメッセージが有名で、それは既に伊能ウオークの時代から始まっていたとの事です。

                 「越前ガニを食べ過ぎりゃ メタボが心配 フクイ(腹囲)気になる」   仙台藩足軽 和田晃

「今じゃ足軽じゃなくて足重だけどネ」って言い、更に「足軽から家老(過労)に出世だわ」と言いつつ、終始良いペースで本日のコースをリードして頂け、楽しかった初日バンザイのゴールフィニッシュです。
ゴールではこれは「トマトじゃなくて別物のフルーツよ」ってスタッフの方がご自慢の「越のルビー」という品種だそうですが、熟して濃厚なトマトを幾つも頂きお礼を言って芦原温泉で宿泊となった9/12の土曜日でありました。




 二日目につづく 目次に戻る